みなさんこんにちは。皆農塾の関口です。
今年も合鴨農法と無農薬によるお米づくりの作業をすべて終えました。
先日、お米の収穫量を計量した結果、豊作だった2014年にくらべると今年はー100kg減となりました。
8畝の小さい田んぼで100kg減の収量はとてもきびしい結果でした。
今年はお米の登熟がはじまる8月後半にとても涼しい気候が続いたことで未登熟米が増えたことが影響していると思われます。それともうひとつ、私の中で気になっていることがあります。それがホウネンエビの存在です。
田植えを終えた去年の7月初旬。田んぼにはカブトエビとホウネンエビが沢山いました。
カブトエビは毎年大量発生するのですが、ホウネンエビが現われたのは去年がはじめてのことでした。
ホウネンエビは名前の由来のとおり、このエビが発生するとその年の田んぼは豊作になると言われており、実際にホウネンエビが発生した去年は今までにない豊作となりました。
今年の田んぼではカブトエビは大量に発生しましたが、ホウネンエビは一匹も見ることができませんでした。そして今年の収量が大幅に減りました。
今年はホウネンエビが現われなかったからお米の収量が減ったのか?それとも今年はお米が豊作にならない気候だからウネンエビが現われなかったのか?どちらでしょうか。
かまきりが産卵する高さでその年の積雪量がわかるといわれています。
もしかしたら、ホウネンエビもその年の気候が事前にわかっているのかもしれません。
自然界はすべてが関わり合っています。表面上関係ないようなことが実は深く関係しています。
ホウネンエビの発生がお米の豊作になることも、人智では計り知れない関係性が自然界にあるからだと思います。はたして2016年の田んぼにホウネンエビは発生してくれるでしょうか?
人智ではわからないからこそ、それがまた来年の楽しみにもなりますね。
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