虫達が命を唄う5月がやってきました。僕たちの畑でも昼間は蜂や蝶々が飛びまわり、夜は蛾が飛びまわっています。畑の至る所で爆発的に繁殖しているアブラムシと、アブラムシをむしゃむしゃ食らいつくし、大きくなっていくテントウムシ。春野菜も次々と大きくなり、かけていた保温資材は順番に外して虫除けネットに変えました。
5月の畑仕事
春野菜の保温資材の撤去、虫除けネットの被覆
夏野菜の植え付け(ナス・ピーマン・シシトウ・トマト・かぼちゃ・きゅうり・インゲン、枝豆、つるむらさき、エンサイ、モロヘイヤ、トウモロコシ等)
畑の畝の間の中耕(小さいうちに草をかき回し、草退治)
畑の溝の草刈りと堀上げ(雨季前の水没対策)
<陸の研修日誌>
高原野菜アルバイトへの遠征が決定しました。まず、高原野菜アルバイトとはなんぞや?高原野菜は高原地帯の冷涼な気候を利用した短期集中、夏場限定のアルバイトです。主に栽培されるものはキャベツ、レタス、ハクサイといったもので、高原の広大な畑を早朝から夜中まで働く。これが5月から10月にかけて行われます。自分が行くところは長野県なのでレタスが主流だそうです。話に聞くところによると力仕事を毎日とめどなくやるので、逃げ帰ってしまう人もいるよう。その反面、規則正しい生活、やりがいを感じる、しっかり稼げるといった素晴らしい点もあります。自立のための資金稼ぎ、農業で食べていくという現実を見るいい機会だと思っています。夏場の忙しい時期に送りだしてくれる皆農塾のためにも、ガッツリ稼いで、農業的にも一回り成長して帰ってきたいと思います。(陸)
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彼は18歳でここへ来て、今1年が経ちました。いろんな経験が得られるよう、今季は外へ送り出します。行先は仲間の伝手で安全への意識がある農場です。陸、頑張れ~!
ネパール大地震 救援緊急募金状況
沢山の方に寄付を頂いていて、とても嬉しく思います。
今回合計30万円を父へ託す事にしました。また、それぞれの団体へ直接寄付をして下さった皆様、本当にありがとうございます。2週間が経ち、父からメールが届きました。これからも継続して支援をしていきたいと思います。ありがとうございます。
シュレスタ 勝
勝へ <シュレスタ・ガウラヴ・マン、父からのメール>
お気遣いありがとうございます。
ゴパールの村に、医者を連れて、援助物資を届けに行きました。
みんなの安否を確認してきました。
被害がひどい地域のうち、メラムチ・シンドゥパルチョーク・バクタプール・ゴルカ・ダーディングの方も医療と食料を集めています。
カトマンズは、家が密集している地域や高層マンショが問題に見えています。
こうちゃんの学校の近所にも14階建ての高層ビルが、今にも倒れそうです。
再開のめどは、まだ無いようですが、再開したらしたで、不安があります。
ネパールの大半の学校は、あと一週間で始まるようです。
町のいたるところに、倒れそうな建物がたくさんあります。
わたしたちを含めて元気なネパール人は、はやくも、元の生活に戻ろうとしているところがあり、
明るく元気な国民性が、感じられます。
水道管の破裂によって、水不足はあります。
電気は、裸の外線に、新たな線をひっかけて復旧しているところもあり、電気ははやく復旧しています。
市場のにぎわいはもどりつつありますが、食料品の値段が上っています。果物・野菜は倍になっています。
動物のトサツは、禁止されています。
バクタプールのボビのおかあさん家の解体に行く予定でいます。
政府からの援助を待っているところです。
家を無くした人たちの中でも、援助も行き届かなくて、不便な暮らしをしている人もいます。
空港に届いている援助物資も、交通整理できる人員が居ないため、空港内にとどこおっている状態です。
集まった物資をタネに、悪どい商売をたくらむ連中がいて、問題になっています。
だから、自分のポケットマネーを使って、物資を集めて自らトラックで、被災地に届けてきた次第です。
たまたま、車を売ったばかりで、手元に現金があったため、地震で困っている人達に援助してきました。
勝が送金してくれるのなら、二三日後、銀行の再開を確認してから、後日メールしてからで大丈夫です。
このメールを書いている間にも余震がありました。
毎日、震度4くらいの余震は続いています。
この国の強いところは、日ごろから物不足、質素に暮らしているので、ライフラインの水さえあれば、暮らしていけると核心しました。
この二三日、うちの村でも、村人が皆、とうもろこしの種まきを追え、今日土曜日はゆっくりのんびりしているようです。
おおやさんが地鶏を分けてくれたので、きょうは、ご馳走を作ってたべて、メールしています。
ではまたメールします。