イスラエルの青年(20歳)が2週間の滞在を終えて、次の訪問先に出かけた。私はイスラエルの人と話す機会があったら、「パレスチナの人たちのことをどう思っているの?」と一度聞いてみたいと思っていた。しかし、それは唐突で失礼な質問のように感じて、口に出すことはできなかった。彼は、モンサント社の遺伝子組み換え作物がイスラエルでたくさん栽培されていることを憂えていた。彼はほとんど日本語を話さなかったので、勝が加わって、少し中身のある会話を楽しむことができた。ヒッチハイクで次の訪問先に移動したいというので、国道沿いの広い駐車場のある店舗の前に送ることにした。自ら段ボールに『秩父市』と大きく書いたボードを用意していた。送って行った田中さん、心配で様子を見ていたら、ボードを掲げて数分したら大型トラックが止まってくれて、荷台を片づけて彼のリックをのせてくれた、と。温かい気持ちになった。

露地の人参のトンネルを開けて間引いた。

露地の人参のトンネルを開けて間引いた。

次に来てくれたウーファーはマレーシアの若者(18歳)、高校を卒業したばかりで社会経験なし、さて役に立ってくれるのか?彼は、日本の大学への留学を目指し、高校時代から日本語を勉強していたそうで、十分会話ができた。そこで、連日ニュースで報道されている金正男氏の殺害について、大使召喚・国交断絶へと動いていくのだろうか、マレーシアの人たちは何と言っているのか聞いてみた。「あの事件はあの国の政治の問題だから…、マレーシアは多民族国家だから、中立だよ」と。明快に自分の考えを言う。彼は、日本の若者が政治の話をしないことに驚いていた。

 

そしてもう一人、ニューヨークから来た女性(27歳)は、ベジタリアン料理の先生だと自己紹介した。毎週、貧しい人たちに野菜料理を教えるボランティアしているそうだ。貧しい人は野菜なしの不健康な食事になりがちだから。政府も支援しているプログラムで、たくさんの人が協力している。野菜は、人参・ジャガイモ・キャベツ・ズッキーニなどニューヨークの農場で栽培されている。マレーシアの彼に通訳してもらいながらの会話だが、私が「とても大事な仕事ね」というと、緊張がほぐれたとてもいい笑顔をしてくれた。私は心からそう思った。

 

先日、田中さんはビジネスマン時代の友人二人に会いに横浜に出かけた。お一人は80歳目前・・・同輩だった友人は富士山の環境保全ボランティアをしている。昔は皆バリバリの企業戦士だったが、今は穏やかに暮らしながら、世の中への恩返しの仕事をしているようだ。田中さんの近況には「お前、これまで農業をしたことなんかなかったよなあ」と驚き、手土産の卵を喜んでくれて、一度訪ねたいと言ったそうだ。(K)

 

今年のこの渇きは、さすがに辛い。

雨はパラリと降りはしたけど、湿った土をどかすと下は乾いたまま、発芽も生育もどれも思わしくない。

芽や根が動き出した冬人参は全部収穫して、5度以下の保冷庫に貯蔵。春人参が収穫になるまでこれを大事に食べます。大根は今週から春大根です。(勝)