0328野菜の新品種が次々に発売されるので、うちはこれと決めていても、やはり迷います。皮の薄いミニトマトというのが各種苗会社の今年の目玉品種のようです。新品種は栽培技術が確立するまでは、宣伝ほどうまくはいきません。これまで作りなれた品種にいくつか新品種を加えて、トマト・ピーマン・ナスなどの種を蒔きました。今日のセットのジャガイモはシンシアです。今季、最後になります。他の品種は、みんなしわくちゃになったり、石じゃがになってしまいました。長期貯蔵のものは、収穫したばかりはおいしくないのですが、半年以上貯蔵したあと味が良くなります。そうそう、ダイエットやメタボ対策に糖質カットの勧めが盛んに言われますが、ジャガイモはまさにご飯・パンと同じ糖質、ジャガイモメニューの時は、どうぞご飯を控えめに。

農場に週3日仕事に来ている障がい者の仲間がいます。働き者で、決まった鶏の世話をきっちりとします。除草も上手で、重い仕事や汚い仕事も率先してやってくれます。
グループホームで暮らす彼には、いくつか問題行動があります。一つは、ジーと女性を見てしまうことです。道ですれ違う女性にもしてしまいます。当然相手の女性に不快感を与えます。そうセクハラに該当します。注意するのですが「僕してないよ」というだけ、直すのはかなり難しそうです。海外の女性ウーファーが来ると、うれしそうです。「僕も、英語勉強しようかな~」最近では「ティータイム」と言えるようになって、お茶の時間を告げるようになりました。ウーファーがここを去るとき、寝食を共にした滞在者は、みんなハグ(抱擁)して別れます。私も若い青年に軽くハグされて、うれしさと寂しさが混ざります。先日のウーファーは彼にもハグしたので、初めてのことで、戸惑いの表情を浮かべました。「女性とはしちゃいけないんだよね、男の人だからいいんだ」と、ちょっとテレながら言っていました。
もう一つの問題行動は、盗癖です。以前、玄関先においてある直売スタンドの卵の売り上げを何度もポケットに入れてしまいました。今回は、小銭ではなく、封筒に入った売り上げに手が伸びてしまったのです。私側の手落ちではあるのですが、ここは職場というより家庭みたいなところだから…いや、弁解だな、お金の管理がいい加減で、反省しています。

私の父は年季奉公をした人で、小学校を終えて奉公に出されるときに祖父から言われたそうです。「奉公先の家のなかに、時々お金が置いてあるんだ。取っても気づかれないようにな。でも、親方はよくわかっているんだよ。お前が正直者かどうか見ているんだから。」と、言いきかされたそうです。
生活ホームの責任者は、警察に通報してもらっても構わないと言いました。たとえ障がい者でも、盗みを働けば警察の取り調べを受けるという経験が必要というなら、そうせざるを得ません。
いま、私たちはこの“ボランティア“を続けるかどうか、話し合っています。私としては「え~、私のお金にまで手を付けたの、馬鹿野郎!」で、「もうしないんだよ」。でも、するだろうなあ、仕方ないよ。どこも行くとこないんだろう、うちへ来たらいい仕事するんだから、彼かわいいとこもあるんだよ。まるで落語のヨタローの世界です。広い意味で私の家族だから。(K)