私が管理する一枚の畑を使って、月に一回、地元の人を対象にした家庭菜園講座をしている。
皆農塾の畑は、あちこちに点在していて、毎日いる研修生でもどの畑に何が植えてあるか、よくわからなかった。もちろん、栽培記録はつけている。だから調べれば、文字ではわかる。しかし、目を閉じて畑と作物が浮かんでくるようでないと仕事にならない。一か所にすべてが収まっている、春夏秋冬その季節のものが順に作つけられて、順に収穫になっていく、そんな一目瞭然のような畑が欲しかった。そこで講座開催を理由に、皆農塾の縮図のような一枚の畑を作った。人が訪ねてくると、いつもそこへ案内する。人に見られる畑は、ブルーベリーやハーブなども植えて気取ってみたり、周りの林の下草を刈って見通しをよくしたりと楽しんでいる。

今日は小さな来客があった。野菜セットを毎週受け取りに来てくれる会員さんのお子さんが収穫体験に来たのだ。小さなスコップで人参を収穫し、大根は丸々と太った聖護院大根を、絵本の「おおきなかぶ」と同じようによいこらしょっと抜いた。寒さで凍みてしまった大根だが、抜き取りに大きさと重さの手ごたえを感じて、大人も子供も歓声をあげた。

160215_1一昨日は、その畑に抜ける林の道で白い羽根が散らばっているのを見つけた。うちの合鴨のメスの羽根によく似ている。この量は、襲われたのでは? この真昼間に、まさか! 慌ててあちこち探してみる。遊びに来ていた5歳の孫娘は、怖い絵本の世界を体験して、泣きじゃくる。7歳の孫息子は、助けなくちゃっと走って探し回る。庭先でメスを探すオスを見つけて、小屋へ隔離する。いつも一緒に散歩していた仲良しのつがいだった。鶏が襲われないように、電柵の通電を夜だけから昼夜に切り替える。楽しみで絵を描くように作っている畑は、タヌキやアライグマも出没する畑でもある。

★石のようにかたいジャガイモが混ざり、玉ねぎも痛みが多く、箱に入れるか毎回迷います。新ジャガの作付はこれから、新玉ねぎが太るのもまだまだ先です。
宅急便の請求書(振込用紙)の金額欄は、会員さんに記入していただいています。箱の中の野菜が傷んでいたり、卵が割れて届いたら、どうぞ振込額を減らしてご入金ください。目安は一点200円、もちろんお叱り付きで。謙虚に反省し、次の糧とします。

皆農塾 鈴木恵子